留年と休学に関する随想録

前書き

さていよいよ今年も暮れてまいりました、@E_Rubikです。

この記事はOUCC Advent Calendar 2014の第22日目の記事です。昨日は@susisu2413さんの「関数型 JavaScript がつらい」でした。

正直登録してしまったものの技術的なお役立ち記事を書けそうにないので、開き直って「留年と休学に関する随想録」と題して留年と休学を繰り返した頃を振り返ってのあれこれを適当に語ることにします。自分語り要素が多いというか、自分語りでしかない感じです。なので先にお知らせ要素を。

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では長大な本文(蛇足)の始まりです。

留年と休学の経緯とか当時のあれこれ

確か1回目の留年は学部時代に第二外国語を落としての留年だったと思います。

成績見て単位落としてることが確定して、留年が確定した時は確か奇妙なくらいの脱力感と安堵感がありました。多分ミステリとかにありがちな「推理で追い詰められて突然自白しだす犯人」みたいな感じの心理状態だったのじゃなかろうかと思います。

今更考えてみれば、「もうこれ以上「留年したらどうしよう」みたいなことを思い悩まなくてもいいんだ」といった心理から安堵したのでしょう。貴重な体験をすることになりました。正直そんな感覚は一生体感しなくていいと思いました。

で、その後修士では持病が悪化したり積まれるタスクが増えたりこっそり人間関係がおかしくなったり色々で休学と留年を繰り返して退学 とまあそんな感じです。

いっそ年単位で休学すればよかったのですが、半年単位の休学を繰り返したため毎度「半年で体調を回復しなきゃ…」といった感じで奇跡の回復ありきの休学/復学スケジュール設定であり、実効性もよくわからないままそう言わざるを得ないところもあったのですが今になって思えばそれは土台無理だったのだろうと思います。残念ながら貴重な経験は活きませんでした。

ともあれ、あの数年は色々な負い目やらから体調的にも実績的にも「建て直さねば」という思いばかり強くなってしまい、当然碌な結果が出る訳もなく空回りしていった というのが実情だったかと思います。どうも傍目には遊び呆けてた風だったらしく、色々お小言も頂きました。

正味「鬱病の人に頑張れと言うのは禁句」ではないですが、今までそれ程懇意でもなかった人がいきなり熱心にお叱りにやって来るようになったりで、焦燥感は募るわ申し訳なさ気にしてると更に責め立てられたりでなかなかなか厳しかったです。

悪意ある表現をすれば「こいつは手落ちで落伍したのだからいくら叱責しても許される。むしろ正してやるのだから感謝されて然るべき」みたいな心理が働くのではなかろうかと思います。私の場合は何人となくそういう人が現れましたし、留年した他の人からも似たような話は聞きました。正直、私の場合は両親や担当教官がそういう人でなくて非常に助かりました。

責め立ててくる人に対しては平身低頭が安全なのですが、無闇に平身低頭を繰り返してると「こいつはいくらでも叱責していい部類の人間だ」と思われ始めるのか知らぬ間に厳しい言葉を受ける機会が増えていくものです。謙虚さは大事ですが卑屈が過ぎても碌なことにはならないということでしょう。

で、そういったこともあって卑屈にならずに済むだけの何かを身につけねばといったことも考えてはいたのですが、結局のところそういう葛藤は全て「建て直さねば」という焦りと同根のものだった訳でして、焦りの種が増えただけでオンオフが下手なのもあって結局精神的な行き詰まりが加速する原因になってしまいました。

流石にここまで追い詰められることはあまりないかと思いますが、そうならない為にもある程度の開き直ってもよかったのだろうと思います。勿論現在進行形で卑屈にならずに済む何かを持ってる人は、もし留年しても安心して留年を繰り返さないことだけ考えていただければと思います。

その後みたいなの

正直色々複雑な思いはありますが、退学後色々あって病状が悪化したり医者に匙を投げられたりしました。哀しいかな、「もう「どうにか建て直さなきゃ」とか思い悩まなくてもいいんだ」と図らずも最初に留年が確定した時同様の奇妙な脱力感と安堵感がありました。正直二度も体験したくなかったのですが、こればかりは仕方ありません。

もうこういうのは当分勘弁願いたい限りですが、そういう面倒は向こうから図らずもやってくるのだろうなぁ…とまあそんな妙な達観に至ったのがここ1年の進捗 といったところです。

なんというか、1年の振り返りでなくここ数年の振り返りですし、振り返って思うに関係各位にはかなり不義理を働いた限りで申し訳ないやら恥ずかしいやら。

まとめ

留年は繰り返すと色々苛まれることも多いので、得るものが全くないとは言いませんが多分できれば留年やら休学は何度もしない方がいいと思います。

あと、焦って一発逆転狙うと碌なことがないです。手堅く気楽に行って下さればと思います。