逃避日記 99

serial experiments lain の思い出

自慢ではないが、私はserial experiments lainのDVDboxとゲームを持っていたりする。*1

色々と思う所のある作品群であったが、ふとその話題があったで軽く述懐しておこうと思う。

明らかに当時としては劇的で革新的だったと思うが、果たして現在においても革新的だろうか? と問われると中々に難しいところはある。lainの言う所のワイヤードの世界は最早日常に浸透しているし、境界も曖昧な物となって久しい。その狭間に誰が何を見出してもそうおかしなことでもあるまい。言い方は悪いが、「あの時代だから先鋭的だった」としか言いようがないところはあろう。

それはそれとして、あの虚無的な世界観には相も変わらず惹かれるものがあるところである訳で、何とも言語化しにくいものだけが澱として残ったものだなと思う次第。

*1:危うく借りパクされそうになって焦ったこともある